意外と奥深い幹細胞!その効果とおすすめ商品

幹細胞という言葉を、化粧品やコスメを扱うお店で見かけたことはありますか。
見かけたことはあっても詳しくは知らない方が多いのではないでしょうか。
そんな幹細胞とはそもそも何なのか、どんな作用があるかについて記事にしました。

01|幹細胞とは

幹細胞には大きく分けて能力が2つあります。

1.同じ能力を持った細胞に分裂することができる能力(自己複製)

皮膚や血液といった決まった組織や、代謝や老化で臓器などの細胞が消えた時に、細胞を作り続けます。

2.自分の体を作る様々な細胞を作り出す能力(分化能)

自分たちの体の細胞ならどんな細胞でも作り出すことができます。
2012年に京都大学の山中伸弥先生らが発表したiPS細胞の研究内容は上記の2の能力に関してのものでした。
皮膚などの細胞に、遺伝子操作を加えることによって幹細胞になるという、画期的な技術が生まれて話題になりました。
それまでは、幹細胞から皮膚の細胞に変化したあとの細胞をまた幹細胞に戻すといった事は不可逆とされていたためです。
ノーベル賞を受賞したのもうなずけますね。

02|幹細胞にはどんな作用があるのか

幹細胞にもいくつか種類があり、大きく分けると3種類あります。

1.ヒト由来

医療や美容などに使われるものです。
ヒトの皮下脂肪から採取した脂肪由来の幹細胞を培養します。培養して増やした幹細胞を、医療機関では体に戻して治療にあたります。
化粧品などに使用するものには培養してできた上澄み液(培養液)に含まれる成長因子がたっぷり入っています。
この成長因子には百種類以上の活性物質が含まれます。
遺伝子を持つ動植物にはそれぞれが持つ鍵と鍵穴があります。
家の鍵と鍵穴がペアになっていないと空けることができないように、遺伝子の世界でもこの関係が合致していないと細胞が活性化しない場合があります。

2. 植物由来

植物から細胞を採取する場合は、主に種子の中にある胚や根の先端、茎の付け根などの植物にとって成長に必要な部位から採取します。
ヒト由来の項目で書いてある鍵と鍵穴の仕組みが違うため効果も局所的だと考えられています。
抗酸化作用・保湿力に期待できます。

3.動物由来

羊、豚、馬といったヒト幹細胞と遺伝子の構造が似ている動物の胎盤から幹細胞を採取することが多いです。
人の皮膚などに使用して効果が期待できると言われています。
しかし、アレルギー発症のリスクも否定できないため、安全面から国内では流通はしていません。

03|幹細胞と化粧品

年をとるにつれて肌のシミやシワ、くすみ、たるみが出やすくなります。
それは、肌に存在する幹細胞の数が減ることによって起こる現象です。
ヒト幹細胞由来の成分を化粧品に配合することによって、元々自分自身が持っている幹細胞の働きを助けるため細胞が活性化するので化粧品などの製品と相性が良いとされています。
ヒト幹細胞培養液には様々な成長因子と活性物質が含まれているので、このヒト幹細胞培養液を配合したコスメを使用すると肌のキメを整えたり皮膚の柔軟性を保つ効果が期待できます。

04|幹細胞の値段が高いのはなぜなのか

幹細胞の値段が高い理由はその製造方法にあります。
一般的な製造過程では平面上(2次元)で培養します。
この時に幹細胞が本来持っている成長因子をより多く培養液中に分泌させる必要があります。
そのためには、身体の中で起こりえるトラブルに近い刺激を与えることで、より多く分泌することが分かっています。
しかし、この製造方法では高コストで培養液への美容成分の抽出量も少ないので相対的に値段も高くなってしまいます。
最新の技術ではローリングボトル式(3次元培養法)を用いることで低コストかつ量産することができるので、注目を集めています。

05|さいごに

いかがだったでしょうか。
そう遠くない未来では気軽にアンチエイジングができるのではないかと期待します。
まだまだ、人の可能性が広がっていくことにわくわくしますね。
また、Beor@でも幹細胞を配合した商品を取り扱っています。

美容に興味がある方、肌のシミやシワ、クスミ、たるみなどにお悩みがある方はぜひBeor@までお越しください。

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